子供が幼稚園・保育園又は小学校に上がるのを機に
入園・入学グッズをミシンで手作りをしたいと思うけど、
以下の様な悩みはありませんか?
どんなミシンを選んでいいのかわからない。
ミシンは学校の授業習っただけで、うまく縫えるのか不安。
グッズってどうやって作るのかわからない。
私もとても悩みましたが、やってみると結構簡単にそして楽しくできました。
この記事では初心者である私ならではの視点から
ミシン選びからグッズ作りの方法、ミシンの使い方に
ついてご紹介します。
また、入園・入学グッズを父親が作るメリットについても
紹介していきます。
もしよろしければ最後まで見て行ってください。
☑本記事の内容
・グッズ作りを目指す初心者が選ぶべきミシンの紹介
・ミシンの使い方、グッズ作りに必要な裁縫道具の紹介
・グッズ作り方とミシンの練習方法
・父親がグッズを作るメリット
もくじ
初心者のミシン選び
世の中に数多あるミシン。いったいどれを選べばよいのでしょうか。
初心者が選ぶべき種類はズバリ、コンピューターミシン一択なのですが、
ここではその理由と他に必要な機能について紹介します。
ミシンの種類
家庭用のミシンの種類としては大きく分けて以下の3種類あり、
一般的に、初心者向き~上級者向きのタイプで並べると以下の順になります。
- コンピューターミシン
- 電子ミシン
- 電動ミシン
それぞれの特徴についてはインターネットで検索すれば出てくるのですが
正直わかりにくいですよね。
電動ミシンは、シンプルな構造である為比較的安価で
直線縫いやジグザク縫いなど基本縫いがあれば十分という方向けなので
初心者でも行けそうと感じるのですが
縫う速度が遅いとパワーが出ないという、初心者向きではないデメリットがあります。
電子ミシンは、電動ミシンとは違いゆっくりでもパワーが出ますし、
コンピューターミシンよりも安価で、一昔前の家庭用ミシンの主流でした。
そしてコンピューターミシンです。
電子ミシンの基本性能に加えて、コンピューター制御ならではの
液晶表示、誤操作防止や縫い目の自動調整や設定のし易さ等
初心者にはうれしい限りの機能が盛りだくさんでついてきます。
但し、その分電子ミシンよりも価格帯が少し上がるのはデメリットではあるのですが
一昔前と比べ、電子ミシンとの価格差も小さくなってきたこともあり
初心者はやはりコンピューターミシン一択と言ったところではないでしょうか。
ミシンについていて欲しい機能
ミシンを選ぶにあたって、重要なのはどのような機能があるのかという事です。
もちろん便利なものは全部ついているに越したことはないのですが、
当然盛り沢山であればあるほどお値段割高になってきますよね。
そこで、機能の取捨選択をしないといけないわけですが、
自分が最低限欲しい機能が定まれば、数多あるミシンの中から
自分に合ったものがどれか大幅に絞り込みができるので、
必要な機能をじっくり考えることはミシン選びにとても役立つちます。
・ステッチの種類:
直線、ジグザクといった基本縫いは必須ですが、装飾タイプは個人のセンスで取捨選択ですね。 コンピューターミシンだと液晶画面でステッチの幅や間隔を簡単に調整できて良いです。
・全自動ボタンホール:
ボタンホールを布地に合わせて全自動で縫う機能です。ステッチの種類に入っているミシンもあります。 ボタンホールが必要な作業の予定があれば必須ですが、初心者としては、しばらく必要なさそうな機能ですよね。
・自動糸調子:
糸張り具合等を布地に合わせて自動調整する機能のことです。
この機能もコンピューターミシンならではの機能です。是非欲しい機能です。
・文字縫い:
あったらうれしいですが、この機能は上位モデルにしか付かない感じなので、
これをあきらめれば価格がぐっと下げられます。
・厚物縫い:
スタンダードモデルにも付いている機能です。これは個人的に合った方が良いです。
・自動糸通し:
ミシン針への糸通しをワンタッチまたは全自動でする機能です。あるに越した事はない感じですね。
・ワンアクション糸通し:
自動糸通しがないモデルに付いている機能です。針に糸を通すときちょっと頑張りましょうという感じです。
小中学生時代の記憶から糸落としは結構苦戦するイメージがありましたが、最近のミシンは本当に簡単にできます。
・自動糸切り:
縫い終わった時にボタンを押すと上糸と下糸をカットしてくれます。
あるとうれしいですが、無くてもがんばれます。ミシン選びで金額差が出るならあきらめるのも有です。
・フットコントローラー:
足のペダルで縫いスピードを調節できます。個人的にはこの設備は必須です。
縫い始め縫い終わり、縫う速さの調節を片手使ってボタン操作するのは大変じゃないですか?
できれば両手で縫いたいです。
しかもボタン操作になれないと、ボタン探すのに視界も奪われてしまいます。
・テーブル設備(フリーアーム、ワイドテーブル等):
フリーアームは筒縫いを、ワイドテーブルは大きなものを縫いやすくするための設備です。
フリーアームは有った方がいいですね。
だいたいどのミシンにも付いていると思いますが、必要だと思うものは必ず確認をしておきましょう。
ミシンの購入方法
ミシンを実際購入する場合、どうすればよいでしょうか。
私の場合、インターネットでミシンについて調べ、
自分が必要な機能と価格帯をあぶり出し、欲しい機種を一つに絞りました。
そして、手芸専門ショップのネット販売サイトで在庫が有ることを確認した上で
実際にその手芸専門ショップへ行き取り寄せ注文しました。
店舗へ足を運んだのは、自分の選択の良否について店員さんに聞いてみたかったからです。
インターネットショッピングで決めて発注してもいいのですが、
手芸専門店で店員さんに相談して機種を決めるのが無難なのではないでしょうか。
また、下記のようなミシンのネット通販専門店での購入方法もあります。
専門店ならではのサポート(知識豊富なスタッフが対応する問い合わせや延長保証、
修理代(送料含む)無料等)も手厚いです。
ミシンを使うに当たって揃えるべき道具や環境
ここでは、ミシンを使って入園・入学グッズを作るに当たって最低限必要となる道具を紹介します。
必要道具リスト
縫い針 待ち針 クリップ ミシン針 | 入園グッズはミシンで作りますが、袋口を閉める等でたまに手縫いをする場合もあるので縫い針は必要です。 ミシン針は恐らくミシンを購入すればついてくると思います。普通地用11番、厚地用14番を使用します。 待ち針は10本弱はあるといいです。待ち針の代わりとして写真のようなクリップがると更に便利です。 |
縫い糸 ミシン糸 | ミシン糸は素材や太さで色々な種類があります。 入園グッズには太さ50番か60番を選んでください。 番号が大きい方が太い糸になります。 素材はスパン系と呼ばれるポリエステル糸で大丈夫です。 |
ボビン | ボビンもミシンを購入すれば通常ついてきます。 但し、使う糸の種類の分だけボビンを用意した方が良いので足りなければ買い足しましょう。 |
裁ちばさみ | 布を裁断する為のはさみです。 文具用のはさみでは生地が切りにくいので用意しましょう。 |
糸切りばさみ | 糸を切る等細かい作業のときに使います。 |
メジャー(巻き尺) 竹尺(定規) | メジャーは、曲線も測れる巻き尺タイプがいいです。 また、直線を引くのにものさしも必要です。 画像はプラスチック定規ですが、アイロンを当てながらの作業が有れば竹尺を使いましょう。 |
チャコペン | 布に印を書くためのペンです。 後から消せれるソーイング用がおすすめです。 通常、印は見えなくなるところに書くので、どうしてもというなら鉛筆で代用も可能です。 |
リッパ― | ミシンの縫い目をほどく時に使います。 誤って縫ってしまった箇所や、手直しをする箇所が出た時必要です。 |
目打ち | リッパ―同様、ミシン目をほどくのに使えますし、 他には袋を表に返した時に角を整えたり、細かい部分をミシンで縫うときに布を押さえたりするのに使います。 無くてもなんとかなりますが、あるととても便利です。 |
ひも通し | 袋のくちひもや、ズボンのゴム等を通すのに使います。 安全ピン等で代用する事も可能です。 |
アイロン アイロン台 | 私もそうなのですが、普段スーツを着ることが無い家庭には意外と置いていないのがアイロンです。 画像の様なハンガーにかけてしわ取りができるスチーマータイプの物でも2WAYでアイロンがけができるので、こういったもので代用もできます。 |
以上が必要道具になります。
ほぼ全て100均で買い揃えることが出来るので楽勝です。
うちでは妻が小中学校で使っていたソーイングセットを持っていたので
必要な道具が大体揃っていて、ほとんど買う事は無かったです。
ソーイングセットは一つ一つ買い揃える必要が無いので楽なのですが、
ちょっとお値段が張ります。
もし学生時代の物をまだお持ちでしたら是非引っ張り出してきてください。
100均のものより、クオリティーが高いですから使い易いです。
また、100均ではこういった道具の他に色々な小物も凄く充実しています。
本当に今の100均って何でもありますよね。
道具揃える以外でも是非一度見てみることをお勧めします。
私、おじさんですけどソーイングコーナーに心躍ります。
環境づくり
ミシン作業を行うに当たって問題になるのが、
作業時間と作業場所の確保が挙げられます。
入園・入学グッズ(特に入園グッズ)を作るとしたら、
どうしても子供がそばにいない時がいいですよね。
はさみとか針とか危険ですし、あとは何と言っても
なんていうかそのまー、、すごい邪魔ですし。色々とね。
さらに、日中は仕事もありますし、やはり子供が寝た夜な夜なに作業を
する事になりますでしょう。
なので、音の問題には注意が必要で、
さらにはある程度広い作業空間(机)の確保も要求されます。
机についも、脚がしっかりとしたタイプじゃないと振動問題も出てきます。
また、使い終わったミシンやアイロン・アイロン台の収納場所も新たに必要となります。
これらをクリアできる環境も先に考えておかなければなりませんのでご注意ください。
入園・入学グッズを作る
前項まででミシンの選び方と必要関連道具及び作業環境についての紹介をしました。
ここでは入園・入学グッズ作りの方法について紹介します。
初心者が入園・入学グッズを作るには
ミシンも使った事もない初心者が入園・入学グッズを作るとなると
まず何をしたらいいのかわからない??となりますよね。
インターネットの発達した昨今、動画投稿サイトを観ればグッズ作成動画は
山ほどあるのですが、それを観ただけでは初心者の牙城は崩すのは困難です。
というわけで、
こういうのは手元に書籍を置いておくのが一番です。
「初心者」が作る「入園・入学グッズ」の本です。
なんでもいいので一冊用意してしまいましょう。
動画を探して~観るという作業よりも手早いです。
ちなみに私のバイブルがこれです。 ↓
この本には必要な入園グッズのすべてが詰まっており、この一冊で完全完結します。
グッズの作り方のみならず、初心者に合わせてミシンや道具の使いかやら布選び方やら
もちろんミシンの使い方等、一から全て解説をしてくれています。
(さらに等身大の型紙もついていますよ。これ結構大事です。)
さて、あなたは小学校だか中学校の頃の家庭科の授業で何を作りましたか?
私はナップサックでした。
頭も弱くミシンが凄い苦手で何をどうしたらいいのか作業手順も全然わからず
大苦戦したのを今でも覚えています。
でも、大丈夫ですよ。
大丈夫なのです。
我々は大人になりました。
今では本に書いてあるとーりに作業進めることができるのです、もう子供じゃないから。
やっていて30年くらい前の自分からの成長にちょっと嬉しくもなりましたよ。
感動しました。
というわけで、
入園・入学グッズ作成は初心者本を買って、書いてある通り進めるだけです。
本当に簡単にできます。
ミシンの練習にはぞうきん作り
入園・入学グッズ作りは、初心者本に載っている通り作ればよい。
と言っても、やはり初めてのミシンは緊張しますし、
グッズ用にせっかく用意した生地、失敗したくないですよね。
そんなわけでミシンの練習をする場合はやはりぞうきんを作るのが一番です。
裁ちばさみの使い方や周遊縫いがあり、ミシン作業としては入園・入学グッズ
とほぼ同じです。
ちなみに、ぞうきん作成の手順は以下になります。
用意するのはありがちなフェイスタオルサイズです。
今回は保険会社から頂いた超超使い古したタオルを使います。
SDGsです。
①両端の折り返してある部分(ヘムって言うらしいです)を切り落とします。
②中央でカットして半分にします。
③カットした片方のタオルを半分に折り、合わさった端を縫います。
④オモテに返して形を整えて、四周と×印を縫ったら出来上がりです。
ぞうきんは園とか学校に入ると、年に何枚か提出を要求されたりします。
100均とかイオンに行けば3枚100円(税抜き)くらいで買えるものですが、
練習がてら使い古したタオルでいっぱい作っておくのもいいと思います。
SDGsです。
父親が入園・入学グッズを作るメリット
ここまでは、初心者が入園・入学グッズを作るにはという事を述べてきました。
最後に父親が作るという事について少しお話を紹介します。
父親の育児、家事の積極参加がだいぶ囁かれるようになって昨今ですが、
まだまだ全然、やはり家の事は女性がやるものという風潮は強く残っていますよね。
そんな中、父親が入園・入学グッズを作るとどうなると思いますか?良い意味で
父親が作る圧倒的メリット、、それは、、、、
作るだけでめちゃくちゃ褒められます!!
圧倒的にハードルが低いです。
なので、出来上がった作品のクオリティーを問われることは無いです。
(内心ではどう思われているかは別ですけどね。)
そして、父親が作れば、当然母親サイドはそれだけ楽が出来ますし、
手芸に自信なければその責務を丸投げにできる訳です。
父親もガッツリと家事の手伝いができるので満足度も上がりますし、
子供通園・通学生活により興味を持つこともできますよね。
自分の作ったグッズをどう思ってどう使ってくれているんだろうとかですね。
こんな感じでメリットだらけなんですよね、父親が作ると。
デメリットとしては、、
特に無いですけど、
必ずやっておかなくてはいけないのが、
どちらが作るかについては、しっかりと夫婦間で話を合いをして決めるという作業を
怠らないということでしょうか。
母親にだって、
自分が作るつもりでいたのに奪われた、
周りのママさんが作っているのに自分だけ父親に任せたらメンツが立たない。
なんていう気持ちがあるかもしれませんし、
父親だって、本当は嫌なのに押し付けられた。とかじゃいけませんよね。
なんでもそうですか、夫婦間のコミュニケーションは大切ですよね。
まとめ
ミシンがあると何かと便利
せっかくミシンを用意するのですから他にできる事はないでしょうか。
グッズ作りの後は動画サイト等を参考に色々なものに挑戦するのもいいですよね。
簡単且つ身近なものですと、ランチョンマットとかコースターですね。
こういった小さな小物の場合だと、生地を100均で仕入れる事ができます。
100均には、生地もたくさん種類あるんです。
フリマサイトとかですと、品質のいい生地を部分売りをしているので
高くて手を出せないような有名キャラプリントされた生地をお値打ちに手に入れる事もできます。
また、グッズの手直しはもちろんですが、洋服やズボンの裾がほつれたりした箇所も
手軽に直せれるようになりのも大きなメリットです。
意外と悩みませんか?洋服のちょっとしたほつれの修正方法とか。
ゆくゆくは自分で裾上げなんかも簡単できるようになりたいですね。
グッズ準備の裏技
グッズ作るのって、労力もお金もかかります。
材料となる生地だって思いのほか高いんです。
コスパとか考えたら、既製品買った方が安上がりです。
その既製品ですけども、安くなる時期があるんですよ。
入園、入学が落ち着いたゴールデンウィーク前です。
この時期になると商品の入れ替えなのか、超割引で既製品が売られます。
実際、私もレッスンバックは自作ではなく既製品を子供たちに持たせています。
生地よりも遥かに安かったので迷うことなく買ってしまいました。
頑張りすぎるのもよくないですもの。
最後に
以上がミシンを使った入園・入学グッズ作りについての記事になります。
ミシンの導入から道具集め、実際のグッズ作り等やる事満載ですよね。
また、今回は触れませんでしたが、
グッズの材料となる生地や紐・テープの用意をしなければいけません。
これも結構時間がかかる作業だったりします。
それでもやはりモノづくりというのはやっていて楽しい所もあります。
子供たちが自分の作ったグッズを使っている姿を観るとやっぱり嬉しいし。
もしよかったらこの記事を参考に挑戦をしてみてください。